中二病はクリエイティブの源泉(今日見た悪夢)
前提
中学校1年生くらいから中二病を患っており、完治しそうでしていない。職場にテロリストが入ってきたら俺がグーパンで倒してやるんだと寝る前に妄想する程度には軽傷なってきた
「中二病から治ってしまったら人はクリエイティビティを失う」という誰かの名言を頼りに生きている次第である。
スマホのカメラロール
さて、そんな中二心を思い出そうと、引き出しの奥から中学校3年生から大学1年生まで使っていたAndroidをひっぱりだしてみた。おそらくカメラロールの中に中二病でクリエイティブな軌跡があるのではないかということで、一晩パソコンにつないで充電することにした。
翌朝起きると懐かしのスマホはたどたどしく起動していた。やあ久しぶり。僕だよといわんばかりに画面の明るさの自己主張が激しい。
早速カメラロールを起動すると、大量の懐かしい画像とせっせこ保存しまくっていたエロ画像と死んでも親には見せたくない恥ずかしいプリクラを確認することができた。
ふとパソコンを開いてみると、Androidの写真のインポートが完了した旨と、誰か2名に共有しましたよという旨のポップアップが出ていた。さすがに3000枚の画像を一夜にして受け取った2名には気の毒なことをしたが、恥ずかしいプリクラもあるので早めに申し出て欲しい。
美術の絵
そんなカメラロールの中にに、高校1年生の頃に書いたであろう悪趣味な絵が出てきた。なんでこんなのを書いたのだろう。
作品名:今日見た悪夢
こちらの絵はえんぴつ縛りであった。テーマは何でもOKということだったので、おそらくこれを書きはじめた日に見た悪夢を書いたことはなんとなく覚えている。
いかにも中二病を重度に発症しており、絵の中のミッキーマウスの被り物っぽい物体は口から大量の目玉を出している。このスキッ歯がどうしてもトラウマなのだ。それにしてもエナメル質を良く書けている。
目の部分を見るとどうやら泣いているようで、この絵の中で唯一人間味を残している部分である。悪夢を見て恐怖に慄いている自分の感情を表現している部分である(のかもしれない)。変わり果てた自分の姿に涙しており、感情をこの目の充血度合いのみで表現している(のかもしれない)。なんて寂しそうな目なのだろう。
よく見ると皿の縁には手があったり、
折り鶴がてってこと歩いていたり、
折りひよこが鎮座してらっしゃったりする。
途中段階の絵がついでに出てきた。それにしても悪趣味である。
以上、これこそがクリエイティブの源泉であり、忘れてはならない感性というものなのではないかと自己陶酔をしてなんとか心の平穏を保っている。