sandrutanの日記

吐き気止めの副作用が、吐き気だった。

美術の時間

前置き

自分の部屋を大改造していると、必ずといって懐かしいものが出てきて作業がストップしてしまう。

 

中でも本棚の裏にでも隠した親にでも見られなくないものなどは、今でも見られたくないものがあったりする。

 

ただそれはお宝探し的な要素もあるので楽しいものである。

 

そんなお宝たちの中に一際異質なものが出てきた。

 

中学校の美術の時間で作った作品たちである。

 

今日はせっかく出てきたのでザッとまとめて吾輩のクリエイティビティの源泉、いや原体験を世の中の共有しようではないかという試みの一貫である。

 

ちなみに見た人になにか付加価値を〜とか厚かましいものではなく、単純な備忘録っす。

 

中学1年生

 題名:地獄への扉「The Hevens Door」

死神の門

 

まず地獄への扉「The Hevens Door」という題名を誰も指摘してくれなかったのかと当時の先生や同級生の人間性を疑った作品。

 

アルミの板を釘で叩きながら作品を作ってみようというコーナーで、最終的なこのようなアウトプットになりましたと。

 

確か当時は鋼の錬金術師とかデスノートなんかが流行っており、うまくそれを表現した一品。この簡単に書けそうな死神のモチーフはトイレの花子さん「さっちゃんのうわさ」に登場するこの死神である。小学校6年生の頃のノートにはこの死神が溢れていた。ちなみにこの話はかなりトラウマもので、今でも布団から足を出して寝れない。

 

改めて見るとそうでもなかった。

 

 

赤と黒コントラストも取れており、この頃から細かいところには一切目もくれず、とにかく高速でアウトプットを出して先生からFBをもらうという開発をしていた。

評価は10段階中の6。まあまあである。

 

中学2年生

 題名:共食いする蜂のパズル 

共食いする蜂


中学2年生にもなると達者になるもので、こんなものを作るようになった。

木の板にえんぴつで下書きをこしらえて色を塗り、糸ノコというノコギリで切り取る。

 

そうするとパズルができてしまうというものだ。これで休み時間は怖くない。

 

ちなみに蜂のメスは繁殖期になると用済みになったオスを食べるらしい。あれ、カマキリだっけな?

 

評価は10段階中の7。

 

10でなかった理由を尋ねると、パズルのハマりが悪かったからと言われた記憶がある。

 

中学3年生

 題名:未知との遭遇

絵本なのでまずは何も考えずにザッとご覧くださいませ。

 

こちらは表紙。そろそろ評価9が欲しかったということで題名を決定。「評価無いん」
という自信のなさを自虐したところにダジャレポイントを隠した。評価10は工数的に切り取るところが多いのでやめた。

 

(ある日日本の上空にUFOが現れた)

ちなみにこれは全て切り抜き絵である。全員色画用紙で切り抜き絵をしている中アルミホイルを使うとはなかなかクリエイティブである。

 

(「あ、UFOだ」 「へ?」)

 

 

(「UFOだ!」 )

 

 

(「UFOだ!!」 )

ここは割と凝っている。不完全さの中に秩序と完全さを織り交ぜた未来感溢れるUFOの裏側を表現。完全なキュビズムをこの時期から会得。テックだ。

 

(「キャトルミューティレーションされるううう」)

キャトルとcatを混ぜて猫もUFOの中に吸収しておいた。

 

(メインシーン。未知との遭遇)

 

 

(何かを埋め込まれる)

注目していただきたいのは宇宙人の左手をナイフ風にするために赤枠の残してその中に後ろに貼ったアルミを反映させているところ。細かいクリエイティブである。

 

 

(なにがしかの処置)

この頃から大活躍のデユクシ

 

(「何か」になっている)

UFOから帰ってきた者たちは、外見は何も変わっていないが内側は変わってしまったことを案に示すラストシーン。

 

影の矛盾をなくすために夕日を描いた。秀逸である。

 

人間は偶発的なキッカケで変わっていき、それは外側からは確認するすべはないというこの世の真理を上手く突いた匠の作品である。

 

評価は10段階中の9。狙い通りだ。

 

ちなみにこの作品は最後の夕日のシーンの夕日が最初にできあがった。

 

夕日と言えば影。そこから逆算して作られたのが本作品。テックだあ。

 

 

以上が私のクリエイティブな歴史の一編である。残りの作品も見つけ次第捨てる前にポストしていきたい。